埼玉県羽生市のいのうえ内科・呼吸器内科クリニックでは、呼吸器内科の診療を行っています。
肺MAC症・肺非結核性抗酸菌症について、症状や検査、治療と経過観察の考え方をご案内します。長引く咳や痰、健診で指摘された肺の影、診断後の通院についてもご相談ください。

肺MAC症とは?肺非結核性抗酸菌症との関係
肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症)は、土や水などの環境中にいる非結核性抗酸菌が原因となる肺の感染症です。そのうち、MAC(マック)という菌のグループによるものを「肺MAC症」といいます。
肺NTM症には肺MAC症以外の病気も含まれ、原因となる菌によって治療方針が異なります。女性に多く見られますが、男性にも起こる病気です。

人への感染について
肺MAC症は、通常、人から人へ感染する病気ではありません。結核とは別の病気ですが、診断には結核など他の病気との区別も必要です。
肺MAC症でみられる症状

咳や痰をきっかけに見つかることもあれば、自覚症状が少なく、健診の胸部レントゲンなどで指摘されることもあります。
- 咳や痰が長く続く
- 痰に血が混じることがある
- 息切れ・だるさが気になる
- 健診で肺の影を指摘された
- 体重が減ってきた
- 気管支炎や肺炎を繰り返している
これらの症状だけで肺MAC症と判断することはできません。他の呼吸器疾患を含めて確認します。
肺MAC症の検査・診断
診断では、胸部の画像検査と、原因となる菌を調べる検査などを組み合わせて判断します。
画像検査
胸部レントゲンやCTで、肺の変化や病変の広がりを確認します。過去の画像との比較も参考になります。
痰の検査
菌がいるか、どの種類の菌かを調べます。複数回の採取や、培養結果を待つ時間が必要になることがあります。
その他の検査
必要に応じて血液検査などを組み合わせます。痰が出ない場合は、別の検体や気管支鏡検査を検討することもあります。
ここでは病気の診断に用いられる一般的な検査を説明しています。当院の設備は施設・設備紹介をご覧ください。検査の必要性や実施方法は診察時に確認します。
肺MAC症の治療と経過観察
治療を始めるかどうかは、症状、画像の変化、菌の検査結果、年齢や持病などを踏まえて考えます。
経過を確認する場合
病状によっては、薬を始めず、定期的な診察・検査で経過を確認する場合があります。症状が少ないときも、指示された間隔で受診することが大切です。
薬物治療を行う場合
複数の薬を組み合わせて治療を行います。治療は長期にわたることがあり、病状や菌の検査結果、薬の影響などを確認しながら進めます。
治療中に確認すること
- 咳・痰・血痰や体重などの変化
- 画像や痰の検査結果
- 薬の効果と、副作用が疑われる症状
薬によっては、胃腸症状や肝機能の異常、目の見え方などに影響が出ることがあります。気になる変化がある場合は、自己判断で調整せず、処方した医師へ相談してください。
肺MAC症と日常生活
体調の変化を記録する
日々の症状や体重の変化、薬を飲んで気になったことを記録しておくと、診察時の相談に役立ちます。
生活の中でできる工夫
水回りを清潔に保つなどの工夫があります。入浴・園芸・運動について不安がある場合は、ご自身の病状に合わせて相談しましょう。
当院の診療体制と病診連携
当院では、呼吸器内科の診療を行っています。診察や必要な検査をもとに、患者さまのお話を伺いながら診療方針を考えます。
羽生総合病院、埼玉県立循環器・呼吸器病センターなどとの病診連携を行っています。
初めて相談される方へ
当院での初診から治療の流れをご案内します。
お持ちの検査結果をご用意ください
健診結果、これまでの画像や検査結果、お薬手帳、紹介状をお持ちの場合はご持参ください。
症状やこれまでの経過をお聞きします
いつから症状があるか、これまでの診断や治療、現在服用している薬などをお伝えください。
今後の検査・診療について相談します
現在の状態を確認し、必要な検査や診療方針について説明します。
肺MAC症についてよくある質問
肺MAC症と診断されたら、すぐに薬を飲む必要がありますか?
症状や画像、菌の検査結果などを確認し、治療を始める時期や経過観察の方針を相談します。すべての方が診断後すぐに薬を始めるわけではありません。
家族にうつりますか?
肺MAC症は、通常、人から人へ感染する病気ではありません。検査段階では結核など他の病気との区別も必要なため、医師の説明をご確認ください。
痰が出ない場合も相談できますか?
ご相談ください。診察や画像の所見などを踏まえ、検査の進め方を検討します。
菌の検査に時間がかかるのはなぜですか?
菌を育てて調べる培養検査では、結果の判定まで数週間以上かかることがあります。必要な検査と結果の見通しは診察時に確認します。
治療期間はどのくらいですか?
長期にわたることがあります。病状や菌の検査結果、薬の影響などを確認しながら、治療の見通しを相談します。
症状がなくても受診は必要ですか?
症状が少ない場合も、画像や検査結果に変化がないか確認するため、主治医が案内する間隔で受診を続けましょう。
羽生市で肺MAC症について相談したい方へ
受診方法や診療時間は、当院の案内をご確認ください。発熱がある場合は、公式サイトの発熱外来の案内に沿ってご連絡ください。
参考情報
病気についての説明は、以下の情報を参考にしています。診断・治療方針は、個々の病状により異なります。
当院の医師情報・設備・連携先については、当院公式サイトの掲載内容をもとにしています。


