夜になると咳がひどくなります。なぜでしょうか?また、対策はありますか?
A. 夜に咳が悪化する原因はいくつか考えられます。
- 1 体の姿勢
- 横になると気道に分泌物が溜まりやすくなり、咳が出やすくなります。
- 逆流性食道炎がある場合、胃酸が上がりやすくなり、喉を刺激することがあります。
- 2 空気の乾燥
- 寝室の空気が乾燥していると、喉の粘膜が刺激されて咳が出やすくなります。
- 特に冬場やエアコン使用時は、乾燥が進みやすく注意が必要です。
- 3 アレルギーや喘息
- ハウスダストやダニ、ペットの毛などが原因で、夜間に症状が悪化することがあります。
- 喘息の場合、夜間から明け方にかけて咳が悪化することが多いです。
夜の咳を和らげるための対策
- ✔ 枕を高くする
- 上半身を少し高くすると、気道が確保されやすくなり、咳が落ち着くことがあります。
- ✔ 寝室の湿度を適切に保つ
- 加湿器を使用し、湿度50~60%を目安にすると良いでしょう。
- ぬれタオルを室内に干すだけでも湿度を調整できます。
- ✔ 寝る前に温かい飲み物を摂る
- 白湯やハチミツ入りの飲み物は、喉を潤し刺激を和らげる効果があります。
- ✔ アレルギー対策をする
- 寝具をこまめに洗う、空気清浄機を使うなど、アレルゲンを減らす工夫をしましょう。
- 防ダニシーツを使用するのも効果的です。
- ✔ 市販薬の利用も検討する
- 咳止めやアレルギー用の薬が有効な場合もありますが、長引く場合は医師の診察を受けましょう。
夜に咳が続くと、睡眠不足にもつながります。1週間以上咳が続く場合や、呼吸が苦しい場合は早めに医療機関を受診してください。