睡眠時無呼吸症候群が原因で、日中に息切れすることはありますか?
「最近、少し動いただけで息が切れる」「以前より階段の上り下りがつらい」と感じていませんか?
その息切れ、もしかすると睡眠時無呼吸症候群(SAS)が原因かもしれません。
SASは、睡眠中に呼吸が断続的に止まることで血液中の酸素が低下し、それを補うために交感神経が過剰に働きます。
この状態が繰り返されると、心肺機能に負担がかかり、日中も体が酸素不足のような状態に陥ってしまうのです。
その結果、軽い動作でも息切れや呼吸苦を感じるようになることがあります。
また、SASによって夜間の睡眠の質が大きく低下するため、日中の倦怠感や集中力の低下、動悸などの自律神経症状を伴うこともあります。
特に高齢の方、肥満傾向のある方、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患をお持ちの方では、SASが息切れの「見逃されやすい原因」となっているケースが少なくありません。
「加齢のせいかな」と見過ごされがちな日中の息切れですが、SASを疑ってみることはとても重要です。
気になる症状がある方は、一度専門の医療機関で睡眠中の呼吸状態を調べてみてください。当院では、自宅で簡単に行える睡眠時無呼吸症候群の検査にも対応しています。
ぜひお気軽に当クリニックまでご相談ください。