睡眠時無呼吸症候群の早期発見が健康を守る鍵

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、本人が気づきにくい病気のひとつです。そのため、家族の「気づき」がとても重要になります。最近、一緒に暮らすご家族に「いびきがひどい」「夜中に息が止まっているみたい」と感じることがあれば、それは早期発見のチャンスかもしれません。

ご家族が気づきやすいチェックポイント

普段の生活の中で、以下のような変化が見られる場合は要注意です。

  • いびきの音が大きく、突然止まる
  • 睡眠中にむせる・呼吸が乱れる
  • 朝起きた時に口がカラカラに乾いている
  • 最近、疲れが抜けず、日中もずっと眠そう

ご家族が一緒に寝ている、または生活を共にしているからこそ気づけるサインです。

SASは家族の健康にも影響を与えます

SASがあると、夜中に本人が何度も呼吸困難になるため、家族も睡眠を妨げられることがあり、「家族全体のQOL(生活の質)」が低下します。さらに、患者本人がイライラしやすくなることで、家庭内の雰囲気にも悪影響を及ぼすことも。

早期発見が症状の悪化を防ぐカギ

  • 治療を始めることで、眠気や疲労感の改善が期待できます。
  • 健康リスク(高血圧・心疾患など)を抑える効果も。
  • ご家族の安心感・生活リズムの安定にもつながります。

いのうえ内科・呼吸器内科クリニックでは、SASの検査・治療を行っております。本人が受診をためらっている場合でも、ご家族からのご相談も歓迎です。「あれ?」と思った今が、動き出すタイミングです。