Q. 外は灼熱なのに、室内では冷房で咳が出ます。これって体が冷えているせいですか?(猛暑の外と冷房の中。“温度差”が引き起こす夏の咳とアレルギー反応

A. 実は、“急激な温度差”が呼吸器を刺激し、咳やアレルギー症状を引き起こしている可能性があります。

連日40℃近い気温が続き、強い日差しの中からキンと冷えた室内に入る生活が当たり前になってきました。
このような**「急激な温度差」は、私たちの身体にとって予想以上のストレスで、特に呼吸器系には強い刺激となります**。

冷えた空気を急に吸い込むことで、気道が収縮したり、咳が出やすくなることがあります。
さらに、気道が過敏な人やアレルギーを持つ人では、こうした環境の変化がアレルギー症状の引き金になることも。

また、エアコンの効いた室内では、空気が乾燥し、ハウスダストやカビ、ダニなどのアレルゲンが舞いやすくなる環境が整ってしまいます。
「冷房の中にいると喉がイガイガする」「咳だけが長引く」という症状がある方は、気道のアレルギー反応や過敏性が背景にあるケースも考えられます。

このような時期こそ、アレルギー検査や呼吸機能のチェックを行うことで、自分の体質を知り、症状の原因を明らかにすることができます。