Q. 台風が近づくと咳が出やすくなります。気のせいでしょうか?(台風前に体調が悪くなる?“気圧と咳”の関係とアレルギーの可能性)
A. いいえ、気圧や湿度の変化が体に影響を及ぼし、アレルギーや喘息症状が悪化することがあります。
8月は台風の発生が多く、気圧の急激な低下と湿度の変化によって、咳や頭痛、だるさといった「気象病」的な症状を感じる方が増える時期です。
特に、気圧の変化によって自律神経が乱れると、呼吸器の働きが低下し、気道が過敏になることがあります。
このような環境の変化に加えて、室内でのエアコン使用や空気のよどみ、湿度によるカビの繁殖なども重なると、アレルゲンにさらされる時間が増え、アレルギー症状や咳が悪化しやすくなります。
「台風のたびに咳が出る」「気温や湿度の変化で喉がイガイガする」という方は、アレルギー検査で原因を見極めることで、適切な対策が立てやすくなります。
気象による不調は軽視されがちですが、慢性的な咳やだるさの背景には、アレルギーや喘息の可能性があるため注意が必要です。
当院では、気象や環境変化に伴う呼吸器の不調やアレルギー検査・対策にも対応しています。お気軽にご相談ください。